2010年 02月 21日
H. atrorubens |
自宅近所には植物がご縁でよくしていただいているギャラリーがあるのですが、そこに集う方々がまた素晴らしくて、出かける度に良い出会いがあります。
ギャラリーのオーナーさんにご紹介いただいたボタニカル・アートを長年やってこられた方が、今回、所有しているアトロルベンスを描きたいと言ってくださり、日曜の午後、鉢を持ってギャラリーに出かけました。中には長年野草の写真を撮ってこられた植物関係の方もいらっしゃったり、アトロを囲みながら、ああだこうだと言いながら話をし、楽しい時間を過ごすことができました。アトロを描いた後は、絵を見せてくださるということで楽しみにしています。
僕も久しぶりに一つの花をゆっくり観賞することができてよかったです。花があればあるほど一つ一つを愛でることがなかなかできないものですから。
画像はそのアトロルベンス。内側は透き通るようなグリーンで、外弁はブルーがかったパープル。強めのピコティーが印象的です。色形共に優れているので、先日のトルクァトゥスのダブルと交配してみるつもりです。アトロの強健さを備えたダブルの因子を持ったF1が作れないかと思案中。原種同士ですから花が咲くまで長い時間を要しますが、トルカは日本の気候では若干弱いので、園芸種らしからぬ原種の趣を強く残したダブルを作るには、アトロを入れるといいのではと考えています。しかしそこまで行くにはまた何年かかることやら・・・。
#
by sato-nursery
| 2010-02-21 17:29
| ヘレボルス(クリスマスローズ)