2010年 03月 24日
Trip to the Balkans : DAY 2 |
今日はプリトヴィツェ湖群国立公園に宿を取っています。
部屋の窓から見る霧がかった山肌は幻想的です。
・・・と言っても画像はないですが。
さて、3月20日はクロアチア北東部へやってきました。
H. croaticusの観察のためです。
この種だけはクロアチアにある他の原種とは離れた場所に生息しています。
ヘレボルス・アトロルベンスとよく似ていますが、
苞葉の裏や花茎にある繊毛の有無で見分けることができます。
繊毛のあるものがヘレボルス・クロアチクスです。
画像では日光にあたってきらきらとしている繊毛が確認できるかと思います。
今回訪れたクロアチクスの自生地では、
目を惹く花がいくつかありましたので紹介させていただきます。
ピコティが印象的なクロアチクス。
赤いリップが入るクロアチクスの存在を初めて知りました。
原種は色形等、変異が多いのが特徴ですが、
クロアチクスは紫だとばかり思い込んでいました。
変異について改めて考えるきっかけになった花です。
素晴らしくヴェインの入るクロアチクス。
このサイトでも前回同様にヘレボルスはガラントゥス、へパティカと共に咲いていました。
そこは東南の林の縁、日当たりのよい開けた場所でした。
ザグレブ郊外の街と往復すること7時間。
ロングドライブに疲れましたが、こんな素敵な花たちを観賞できるなら何のそのです。
by sato-nursery
| 2010-03-24 04:03
| ヘレボルス(クリスマスローズ)